陸前高田市に東日本大震災の津波が襲った平成23年3月11日、陸前高田市立高田第一中学校には、1,000人を超え被災者が避難していました。突然、家族を失い、また、家族や友人の安否を心配する方々でした。電気もなく、水もなく、暖房もない中、不安な日々がその日から始まりました。弊社の社員もその中にいました。

弊社は、高台にあったので被災を免れていました。倉庫から木材を運び込み、夕方から応急仮設トイレの設置作業を始めました。10基のトイレが完成したのは、翌日の夜中2時ごろでした。

3月19日には、「お風呂が必要だ」ということになり、午後2時ごろから自社の加工場内に「いきいきぶろ」を設置しました。沢水を汲み、木材を集め燃料としました。被災者はタオルも持っていない人も多く、その方々のために、毎日、タオル洗い石鹸を調達する毎日でした。いきいき風呂は、4月11日に移設され「復興の湯」となり、多くの方々の協力をいただきながら9月10日まで続けました。

平成24年、こうした活動が評価され、復興の湯プロジェクトとして公益財団法人社会貢献支援財団から表彰を受けました。そのホームページに詳細が記載されていますので、下記のリンクからご覧ください。

復興の湯プロジェクト(公益財団法人社会貢献支援財団)へのリンク