夏に涼しく、冬に温かい住宅。よく言われることですが、弊社の目指す家の姿です。それを目指して、多くの工法を試み、また、改良してきました。その結果が、現在の標準仕様であり工法です。

例えば、壁に隠れてしまう柱でも、その太さは一般に使用されるものより1.5cm太い12cmを使います。そうすることで、天井までの高さが数十センチ高く設計できますし、柱と柱の間に埋め込む断熱材も厚いものを使うことができます。弊社が提供する基本的な住宅性能をご紹介します。

断熱性能は、UA値0.4から0.55

UA値とは、建物の内部から外部へ逃げる熱量を示した国の値です。弊社がこれまで手掛けた中では、0.4から0.55。これは気仙が該当する地域区分はもちろん盛岡以北の基準に当てはめてもクリアーする高い数値です。

床用5cm厚の断熱材
(出典元:IBEC建築省エネ機構 https://www.ibec.or.jp/ee_standard/build_standard.html

断熱材

天井、壁、床のすべてに断熱材を充填します。つまり、家全体を断熱材ですっぽりと覆います。高性能はもちろん不燃性である製品を採用しています。

天井

グラスウールの吹き込み工法

高性能グラスウール

旭化成ネオマフォーム50mm

壁12cm、吹き込み工法ができない場所は倍の24cmの断熱材を取りつける

「Low-E(複層)ガラス + 樹脂サッシ」が標準

ガラスは枚数が多いほど断熱性が高く、そのガラスもLow-Eという金属膜をコーティングしたものの方が断熱性が高まります。さらに、中空層が、空気、ガス、真空の順に断熱性が高くなります。

樹脂サッシ

海外ではアルミの1000倍以上の断熱性を持つ樹脂サッシが普及していました。日本では、まず北海道で普及し、現在、全国の高断熱住宅で樹脂が主流となっています。熱の伝わり方が少なく、室内側サッシの表面も冷えにくいため結露を軽減するメリットがあります。

出典 窓リフォーム研究所